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うつと仕事

 仕事上のストレスとうつ病発症率には深い関連性があることが分かっています。ですので、うつ病を本気で治したいと思うなら、その原因を自身から遠ざけることが一番の近道となります。しかし、長年身を置いてきた職場を簡単に辞めるわけにはいきません。

 ましてや生活もかかっているとなると、自分の気持ちを閉じ込めて、無理してでも頑張ろうと意気込むはずです。ところがその意気込みとは真逆で、少しでもうつ病の症状を自覚するようになると集中力が低下し、ミスが増え、落ち込んでしまいます。今まで平気だった上司からの言葉に深く落ち込んだり考えてしまうなど、だんだんとストレス耐性がなくなっていくのが分かるはずです。そうなるともう仕事をしているだけ、職場にいるだけで大きなストレスを感じるようになってしまうのです。

■仕事上での主なうつの原因■

【会社関係】

残業・長時間労働・仕事量の増加

【人間関係】

上司部下、同僚との人間関係。パワハラ・セクハラ

【仕事関係】

仕事の失敗やミス

取引先とのトラブル・クレーム

評価の低さ

休職も視野に入れてみる

 では仕事が原因でうつ病を発症した場合、どう対処したらいいのでしょうか。無理して頑張って続けたとしても、うつ病という精神疾患の性質上、よくなったという案件は稀です。そこで多くの人が選択するのが『休職』。あまり世間に広まってはいませんが、1年6ヶ月間(上限)は傷病手当金をもらいながらうつの治療に専念することができるので利用している人は多くいます。

​傷病手当金とは、簡単に言うと『健康保険による給付金』で、給与の約67%を1年6ヶ月間、受け取ることができます。病気で働けなくなったときの生活費を支給してもらえる点は『労災』と同じですが、労災はあくまでも労災保険による休業補償で、支給額や期間、受給条件は異なります。詳しくは全国健康保険協会へ。

最終的には退職という決断も

 前述した休職期間を最大限活用しても、正直うつの完治はとても困難なことです。だけれども受給期間が過ぎてしまい、仕方なく職場に復帰している人は大勢います。もちろん治っていないまま、またストレス負荷のかかる職場に行くのですから悪化するのは目に見えています。

 実際、うつで休職し、1年6ヶ月後に職場復帰をした人たちの中で、その後も調子は変わらず、結局退職してしまったという人は約42.3%に上ります。原因としては、休職できる期間が短いのと、復帰後の支援体制の不備が挙げられます。

 今まで頑張ってきた会社に未練は多いかもしれませんが、このままうつ病がよくならないことには、今後の人生においても不安はつきまといます。トータル的に考えた上で、思い切って『退職』という決断も必要です。

 うつ病の原因が会社内(職場)にあった人の場合は、退職することで全てがクリアになります。それだけでもあなたの心の不安や肩の荷は断然ラクになるでしょう。まずはうつの原因から離れることがなによりも先決です。本当にうつ病から脱出したいと思うのなら、心がストレスを感じなくなるような穏やかな日を作ることがまず先決なのです。『休職』か『退職』かは、人ぞれぞれの価値観によりますが、心に負担のないほうを選んで欲しいです。

うつ病で長期的に社会から離れてしまった人でも、働く気力や気概があればいくらでも就職先は見つかります。まずは転職エージェント『ワークポート』を覗いてみては。

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