
その他のうつ病
【微笑みうつ病】
心に抑うつ症状を抱えていながらも、それを心配させまい、他人には迷惑をかけまいと、心とは裏腹に毎日笑顔で過ごしてしまうことを『微笑みうつ病』と呼びます。いつも笑顔でいるので、周りの人にも気付かれないままうつ病としての潜伏期間が長くなるケースが多いと言われます。
【引っ越しうつ病】
今までずっと慣れ親しんできた生活環境や人間関係、ご近所づきあいが引っ越しでまっさらになり、新居先で不安な毎日を過ごしてしまうことを言います。大半は、家族の支えで何とか乗り越えられますが、一人暮らしや結婚後の新居に至る場合には、症状も深くなることがあるので注意が必要です。
*子育て世代は特に注意
地域の人たちと仲良くできるか、ママ友の中に入っていけるか、子供のかかりつけの病院探し、子供が学校になじめるか…など、子育て中のママは心配事が多くあり過ぎ、それによって大きなダメージを受けることもあります。
【荷卸しうつ病】
抱えていた大きな仕事や勉強をやり遂げた後、精神的ストレスから解放されることにより、やる気の出なくなる症状のことを言います。
■脱力感→無気力→うつ病へ
段階としては、まず毎日の忙しさやストレスなどで起こる『脱力感』です。自覚があれば、この状態のうちに静養したり、栄養をとったりすることで改善されることが可能ですが、何の自覚症状もなく、脱力感を持ったまま過ごしていると、次にやってくるのが『無気力』となります。
無気力になると、どんなに鈍感な人でも自分の状態が気になりだします。学校や会社に行きたくない、人と話したくない。歯を磨いたり、お風呂に入ったりする日常的なことさえも、どうしても面倒くさくなってしまう状態です。ここはうつ病の一歩手前の状態。脳の栄養にいい『DHA』や、うつ治療に重要な必須アミノ酸と言われる『フェニルアラニン』などを毎日摂取していくといいかもしれません。ただ、そのまま放っておくと『うつ病』へ一直線です。
■燃え尽き症候群と違うところは?
燃え尽き症候群と荷卸しうつ病は一見、似たような症状に思いがちですが、よくよく見ると、まったく正反対であることが分かります。『荷卸しうつ病』の場合は、何か責任を持ってやり遂げた後に、心がぽっかり空いてしまい、何をする気力もなくなってしまうことですが、『燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)』の場合、今まで一生懸命取り組んできた大きな仕事や大事な勉強の目標を最後までやり遂げることができなくなって起こってしまう症状です。長期間努力したけれども、心のエネルギーが限界に達し、精神的に疲弊してしまいます。
■荷卸しうつ病になりやすい人の特徴
・性格が真面目な傾向の人
・責任感が強い傾向の人
・何事にも熱しにくく冷めにくい傾向の人
予防法としては、普段からほかのことにも目を向けてみることです。意識を分散させることでがんじがらめな思想から距離を置くことができます。